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茶室と水屋の手入れの方法をご紹介!水皿編

 2015/04/13 茶室
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茶室と水屋の手入れの方法をご紹介!水皿編お稽古の時、いつも茶室の中の清浄な空気に心癒されます。

また、毎回例外なく気持ちよくお稽古ができるよう手入れを

してくださっている先生ですが、茶室だけでなく、水屋の

お手入れも怠ることなく準備している後姿に、黙っていても

教えられることがたくさんあります。

 

気持ちよくお稽古に集中できる空間を作る、茶室や水屋の

お手入れはいったいどうやってなされているのでしょうか。

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茶室の畳は消耗品

「昨日、畳を替えましたので、気持ちよくお稽古なさってください」

と先生がうれしそうに話されていたその30分後、パチンとはぜた炭が

新しい畳にこげを作りました。

その時の先生の悲しそうな顔が忘れられませんが、お茶のお稽古では

良くあることです。

 

炭の勢いがいいのは喜ばしいことですが、決して安いものではない畳が

わずか1日でこげを作るのは悲しいものです。

それから、社中のどなたかが抹茶をひっくり返してしまうこともたまに

あります。

抹茶は畳の目に入ってしまうと、なかなか取れませんので、すぐに処置

することが必要です。

無題

 

我が社中では、こぼしてしまった抹茶は、量が多ければこすらぬように

懐紙などであらかた掬い取り、その後、釜のお湯をそのままかけて

浮き上がってきた抹茶をガーゼのハンカチなどにしみこませます。

範囲が少なければ1~2回、多ければ3~4回繰り返せばきれいに

なります。

 

畳が汚れるのは、茶道のお稽古の宿命のようなものですが、すぐに

処理すればきれいな畳を維持することができます。

茶室の掃除は埃や細かなごみを箒で掃き、乾いたきれいな雑巾か、

水を固く絞ったきれいな雑巾で畳の目に沿って拭いておけば、

お稽古中もその次のお稽古も気持ちよくすごすことができます。

 

水を良く絞らないと畳が劣化する原因になりますので、水拭きの場合

はきつく絞り、お掃除の際は窓をあけて通気を良くします

 

床の間はから拭きで

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畳は固く絞った雑巾で拭いていきますが、床の間は水を使わず

から拭きします。

床の間に使われている木材が、水を嫌う材質の場合、しみや劣化

などにつながってしまうため、大切な床の間、床柱はから拭きで

仕上げます。

 

床の部分が畳の場合は、他の部分と同じようにから拭きか、

水を固く絞った雑巾で拭いても問題ないようです。

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襖や障子はどうする

襖は紙でできていますので、汚れてしまったら取り替えるしか

なくなりますので、

毎日きれいに埃を落としておきます。引き手の部分がプラスチック

のような素材であれば手垢が残らないように水を固く絞った雑巾で

拭いておきます。

 

木材の引き手であれば、やはりから拭きで拭いておきましょう。

引き手が金属など凝った細工の場合、その材質や形状にあった方法

で毎日お手入れが必要です。

障子の場合は、埃がたまらないように、はたきか乾いた雑巾などで

埃を落とします。

障子の紙はもろいので、やぶらないよう注意しながら掃除します。

 

畳み

 

水屋のお手入れはこまめに

水屋のお手入れも茶室と同様、畳は同じ方法でお手入れします。

水屋は抹茶がよくこぼれる場所でもありますので、抹茶を

こぼしてしまったら、放置せずすぐに処理しましょう。

 

また、炭を仕組んだ時の粉やお菓子の粉やかけらも落ちている

可能性もありますので、箒で掃き、埃や細かいごみを取った後、

固く絞った雑巾で畳の目にそってふきます。

社中によって、違いがあると思いますのでその場合社中のやり方

に従い、こまめにお手入れしましょう。

 

水皿のお手入れは水気を残さない

水皿とは、簀子、水屋流し、簀子流しなどと呼ばれ、船底型の銅版の

水受け皿の上に竹の簀子を敷いた流しのことです。

水を使うスペースですので、お手入れにはよく水気を切ることが必要

になります。

 

簀子の下の受け皿や簀子の部分は抹茶で汚れますので、よく水洗いし、

乾いた布で拭いたあと乾かします。

また、水栓金具がついている場合、素材にもよりますがタワシや

クレンザーなどは使わず、やわらかい布で水気を取り、汚れている

場合は固くしぼった布でふき取ります。

 

 

茶室や水屋を気持ちよく使うには、こうした日ごろのお手入れが重要

なのですね。

それには、茶室や水屋を利用する際には、極力汚さない、細かいごみを

出さないような気遣いが必要だとわかります。

抹茶を振るうとき、茶入れに入れるとき、お菓子を盛り付けるとき、

炭を仕組む時など集中して行うことも大切ですね。

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ライター紹介 ライター一覧

小梅

今までフラメンコ、アロマテラピー、英会話と色々な趣味を渡り歩きましたが、8年前、ようやく和のお稽古にたどり着きました。
今まで日本に生きてきて、日本人としての礼儀作法、精神、そして日本文化の奥深さを何も知らずに生きてきたと軽くショックを受けました。
お茶の世界では、まだ卵の内側から殻をつついているくらいのヒヨコですが、これから、細く長く、お茶と付き合って行けたらなと思っています。

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