1. TOP
  2. 地域によって変わる?茶室の畳の寸法は?

地域によって変わる?茶室の畳の寸法は?

 2015/04/25 茶室
この記事は約 4 分で読めます。 1,657 Views
9月17日吐月峰紫屋寺 茶室 パノラマ写真(1) 3.1M(800)

地域によって変わる?茶室の畳の寸法は?茶室に行かれたことはありますか?

静かな茶室で美しい庭園を見ながらお茶をいただく・・・

とても素敵な時間ですね。

 

そんな素敵な時間を演出してくれる茶室ですが、

畳の寸法は地域によって変わるってご存知でしたか?

 

畳について調べてみると、

地域によってさまざまな寸法があることがわかりました。

茶室との関連も興味深いです

畳ついて、少しご紹介しますね。

Sponsored Links

茶室の畳の寸法は?

2012020314081450c

畳とひと口に言っても、大きさによっていろんな規格があります。

そんな中で、茶室に使われる畳は京間畳という規格のものが多いようです。

 

茶室の畳でよく使われる京間畳の寸法は

1910×955ミリ(6尺3寸×3尺1寸5分)です。

 

この茶室の畳の大きさの規格が決まるまでには歴史があります。

時は、足利義政将軍の時代です。

 

それまでは、床が板敷きが主流でした。

板の間に畳を置いて座っていましたが、

「硬い板の間に畳を敷き詰められたら・・・」という望みがあり、

畳の規格が定められ、畳が量産できるようになりました。

こうして、広い部屋にも畳が敷き詰められるようになったということです。

 

京間畳の規格は京都を中心に近畿地方に広まっていきました。

それが茶室の畳にも採用されたのですね。

 

 畳の大きさは地域によって変わるの?

img45875418

畳の寸法は規格によって定められています

 

京都を中心に大阪、瀬戸内、山陰、九州地方に広まった京間畳

関東地方を中心に広まった江戸間畳

中京地方を中心に広まった中京間畳。

 

他にも近畿、中国地方で使用される安芸間畳。

京都御所内で平安時代以降に使用されたといわれる御所畳など。

 

細かく分ければまだまだ種類はありそうですが、

現在多く使われている京間畳江戸間畳の大きさを比較してみましょう。

 

京間畳 1910ミリ×955ミリ(6尺3寸×3尺1寸5分)

江戸間畳 約1760ミリ×880ミリ(5尺8寸×2尺9寸)

 

ちなみにどこの地域であっても、

茶室の畳は基本的には京間畳を採用しているそうです。

 

これは、炉の大きさや茶道具などの形が京間畳基準に決められているからです。

茶室の畳は茶道具を置いたり、お点前をしたりすることを考えられているのですね。

 

建築上、どうしても茶室全体に京間畳が使えない時などは、

お点前をする畳だけは京間畳を使うという工夫がされているそうです。

Sponsored Links

畳のへりと茶道

茶道 席入 茶席 教室 マナー

畳のへりを踏んではいけない」ということを、

日本人ならば聞いたことはあるのではないでしょうか。

茶道を習っている方なら、なおさら心得ている方が多いと思います。

 

ではなぜ畳のへりは踏んではいけないのでしょうか?

私はその理由まで考えたことがありませんでしたが、

これは茶道の世界から言い伝えられているようです。

 

畳のへりには多種多様の柄があります。

柄の中には格式を重んじ、武家や仏閣では「家紋」を入れていたそうです。

 

そう、畳のへりを踏むということは、その家の象徴を踏むということになるのです。

これは大変無礼なマナー違反であるとされてきました。

 

そうした思いが受け継がれ、畳のへりの柄が家紋ではないとしても、

畳へりを踏まないということが根付いてきたようです。

 

他にも畳のへりを踏まない理由はあるそうです。

今ほど畳が丈夫に作られていなかった時代では、

畳のへりを踏むことによって、畳のゆがみや劣化の原因になりました。

畳が傷まないようにするために、畳のへりは踏まないようになったのですね。

 

日本人の人や物への思いやりによって

「畳のへりは踏んではいけない」

というマナーが生まれたのですね。

 

畳について調べるにつれ、物には歴史がありドラマがあるな~と、

妙に感心させられてしましました。

畳ひとつをとってみても、やはり日本って素晴らしい!

日本人に生まれて良かったな・・・と改めて思いました。

Sponsored Links



一日一禅(メールマガジン・週刊)

あなたの疲れた心を軽くする「禅語」をメルマガで紹介するサービスです。
禅の心に触れて身も心もリフレッシュ!

下記のフォームに氏名とメールアドレスを入力して下さい。

お名前  
メールアドレス
※メールアドレスの入力間違いが多くなっていますので確認下さいね。※

\ SNSでシェアしよう! /

WABI×SABIの注目記事を受け取ろう

9月17日吐月峰紫屋寺 茶室 パノラマ写真(1) 3.1M(800)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

WABI×SABIの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

幾峰

幾峰

地元で茶道を習って5年ほどになります。
日本文化とハワイをこよなく愛すアラフォーです。
歳を重ねるごとに日本文化に興味を持ち始め、茶道の他に書道や着付けにも挑戦しています。
いつかはハワイの風を肌で感じながら美味しいお抹茶をいたただきたいな~と贅沢極まりない秘かな夢を胸に主婦業に専念する日々です。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 男性の茶道のお稽古着は袴?それともスーツ?

  • 世界遺産に登録された和食のうまみ(UMAMI)とは?

  • 茶道は個人レッスンよりもグループがおすすめ!その理由は?

  • お寺を見学するときのマナーと楽しみ方は?

関連記事

  • 障子越しの景色・・カーテンにはない障子の魅力とは

  • 京都で茶室をレンタルできる場所は?

  • 殺菌と汚れ防止効果!畳のお手入れに酢が大活躍

  • 憧れは日本建築の家!!瓦屋根のメリットとデメリットは?

  • 畳のカビ防止!抹茶をこぼしたときの対処法は?

  • 有名な茶室の天井高さはどのくらい?天井が低い理由とは?