着物をモダンに着こなしたい！コーディネートのポイントは？

日本の伝統的な衣装である着物。
昔から、ずっと変わらないという
イメージがありますが、
実は、その時々によって
柄・色・着方にやコーディネートに
流行があるのです。

現代風にモダンに着物を着こなしたい方、
着物の選び方とコーディネートのポイントを
ご紹介しましょう。

モダンで粋な着物の着こなし術！ポイントは？

モダンな着物の着こなしは、どんなものでしょうか？

着物の雑誌や、婦人雑誌の着物特集を
眺めていると
だいたいの傾向が見えてきます。

今の時代、粋に見えるポイントは、
色柄はシンプルで派手すぎないこと
そして、TPOに合わせて、
どこかワンポイント主張すること
だと感じています。

「モダン」で「粋」に見えるポイントは
シンプルであること。

色も、ビビッドカラーや明度が高いものは避けて、
スモーキーな色合いや
控えめな色使いで選んでみましょう。

柄は大きめなものよりも、小さめの方がオススメ。
無地に近い方が帯を選ばず、
コーディネートが楽しめます。

また、直線的な柄はモダンな印象を与えます。
着物は縞柄、幾何学柄などはいかがでしょうか？

帯も、花や植物そのものが描かれているより
図案化されたものが現代風です。

素材は特にこだわる事はないと思います。
絹が一番ですが、最近はポリエステルの着物も
素敵なものがたくさん出ていますよね。

紬も上質なものは、ハリがあり
着姿もスッキリと見えます。

モダンかどうかにかかわらず、
できれば上質な素材を選びたいですね。

着物や帯はたくさん持てなくても
帯揚げ・帯締めの色を変えることで
コーディネートに変化をつけられます。

着物や帯と同系色で合わせれば、
シックな印象に。
着物や帯とは反対色にすれば、
アクセントになります。

思いきって、
帯や小物の柄に現代の風俗を
取り入れても良いですね。

例えば、10月ならジャックオランタン
12月には、サンタクロース。
でも、大きく描くと野暮ったく見えます。
小さくデザイン化されているのが粋ですね。

定義としては、
モダンといえば現代風という意味。
レトロは懐古主義で、古いものを懐かしむという
意味ですね。

アンティークは、日本語で言うと骨董のこと。
およそ１００年経過したもののことを示す言葉です。

さて、堅苦しい表現から離れて
それぞれの言葉を感覚的に表現すると・・

レトロな着こなしといえば、大正ロマン風。
大正時代は、大きな花柄、派手な色合わせの
とても華やかな着物が流行しました。
こういった着物が、レトロ感覚な着こなしと
言えるでしょう。

一方、オーソドックスで、今も古典柄として
通ずるような鶴・亀・松などが描かれた着物で
古くても良いものがアンティーク着物。

モダンな着物は、シックでシンプルなものという
違いでしょうか。

感覚的な言葉なので、人によって、
印象は違うかもしれませんね。

現代でも、披露宴やお茶会など、
伝統的な式典やフォーマルな場所では
古典的、伝統的な着物が好まれます。

モダンなコーディネートで出かけるなら、
普段洋服で出かけるような場所が良いのでは？

友人との食事、観劇、同窓会など・・
少しカジュアルな雰囲気な場所に
モダンな着物で出かければ、
皆さんの視線が集まること
間違いありませんよ。