和食とは?
和食といっても、どれを指すのでしょう。懐石料理とかでしょうか。
日本料理(にほんりょうり・にっぽんりょうり)とは、
日本でなじみの深い食材を用い、
日本の国土、風土の中で独自に発達した料理をいう。
日本食とも呼ばれ、日本風の食事を和食と呼ぶ。by wiki
この文章からすると和食、日本料理、日本食の違いは曖昧ですね。
カレーライスやオムライスなども和食に入るか迷うところですが、
日本の調味料などを使い、
日本独自の調理方法で作ったものであれば
和食と定義できることもあるようです。
そんな和食は、2013年12月に
世界遺産の中の無形文化遺産として登録されました。
発信元は、和食料理家の人たちでした。
彼らが発信した理由は、
和食文化が消えていきつつあることに危機を感じ
しっかり残して行きたいということだったそうです。
世界遺産として登録された理由は?
食事に四季を感じられるところが大きいようです。
日本独自の年中行事の文化と食事も大きな関係があり、
和食という食だけではなく、
それに伴って様々な人が集まり賑やかになるという部分も素敵なとこですね。
あとは、味でいうと“だし”を使うところでしょうか?
味がとっても薄いですが、しっかりだしがとれていて“うまみ”がでる。
このうまみは英語やその他の国の言語に訳せないから
UMAMIってなっちゃうくらいですしね。
無形文化遺産っていうのは、
和食というそのものだけで評価されるのではなくて、
それがどのような経緯で産まれて来たのか、
それがどのように人々に影響を与えているのか
ということにかなりフォーカスしているんだなぁと
いろいろな和食の記事を読んでいて思いました。
確かに、和食その物自体も素敵ですが、
その歴史だったり意味だったりを掘り下げていくと
様々な伝説があったり想いがあったりして
深いなって思えるようなものが多いですよね。
おせちにはいっているレンコンとかも、
孔が空いていることから
遠くが見えるように先見性のある一年を祈願したり、
レンコンは、種が多いことから「多産」という意味もあり、
縁起がよいとされていたりと
いろんな願い、想いが含んでいますよね。
世界遺産に登録されたことは、日本にどんな影響を与えるのでしょうか?
本場日本食を食べてみたいと
興味を持ってきてくれる外国人観光客が増えることや、
私たちの食文化を
世界の人たちに知ってもらえるチャンスが来たことかなと私は思います。
私たちの味だったり想いだったりが、
外国の方からどう映るのかそんなことも知れるのは楽しみですね。
カルフォルニア巻みたいに、
日本の寿司から発想された食べ物が産まれたりするのも
なんだか楽しいなって思います。
これから2020年のオリンピックもあるので、
和食が世界遺産に登録されたことをアピールして
商売繁盛させたいっていう考え方もあると思ったのですが、
韓国のキムチがそれでユネスコから忠告されてしまったようですね。
韓国のキムジャン文化は、
和食と同時期に無形世界遺産に登録されました。
その後韓国は、キムチが登録されたかのように発表し、
キムチの販売にも力を入れるような動きをしたようですが、
ユネスコから警告が入ったようです。
日本はこれから学んで、
商用に世界遺産登録を用いることをしないよう呼びかけたそうです。
確かに、たくさんの人にしってもらいたいという考えもありますが、
日本のことを知りたいって思ってくれている人に
まず和食の魅力が伝わっていくことの方がうれしいですね。
食べて味わうだけでなく、
その食べ物を食べることで願う想いがどんなものかも
少し深掘って感じてもらえたら、ファンになってくれそうだと思いました。
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