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侘び寂びの心を身につけよう!今こそ日本を振り返る時

 2015/04/03 茶道 精神
この記事は約 4 分で読めます。 1,403 Views

 

侘び寂びってなんだろう?

侘び寂びと聞くと、なんとなく貧祖なイメージを

思い浮かべてしまいますが、日本の意識の1つを指します。

美意識の1つと聞いても、結局なんなのか

良くわからない感覚が私にはありました。

1つ1つ言葉の定義を見ていきたいと思います。

 

侘び寂びの“侘び“は、「貧粗・不足のなかに

心の充足をみいだそうとする意識」を言い、動詞「わぶ」の名詞形です。

「わぶ」には、「気落ちする」「迷惑がる」「心細く思う」などと、

心身の状態を表すことばでしたが、

中世に近づくにつれて、”不足の美”を表現する新しい美意識へと変化しました。

 

侘び寂びの“寂び”は、「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものが

おのずと感じられる美しさ」を言い、動詞「さぶ」の名詞形です。

 

「さび」とは、老いて枯れたものと、豊かで華麗なものという、

相反する要素が一つの世界のなかで互いに引き合い、

作用しあってその世界を活性化していきます。

そのように活性化されて、動いてやまない心の働きから生ずる、”二重構造体の美”とされました。

侘びも寂びも、本来ネガティブな意味とされていた言葉が、

時代と共にポジティブな意味として捕え直されていることがわかりました。

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珠光(しゅこう)・紹鷗(じょうおう)・利休の考える侘びとは?

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昔の人たちも、“侘び”をどう理解していくのかとても感心を持っていたそうです。

珠光・紹鷗・利休は”侘び茶”の概念を歌で表現しています。

 

珠光

「月も雲間のなきはいやにして候」

「藁屋に名馬つなぎたがるがよし」

 

みすぼらしい住まいだが、馬だけは名馬を

つないでいるのが侘びであるということを伝えているそうです。

 

紹鷗

「見渡せば花ももみぢもなかりけり浦のとまやの秋の夕暮れ」

裏のとやまには、花もなくもみじもありませんが、そのとやまに立って、

秋の夕暮れの色に、目の前にはないもみじをみよという意味だそうです。

ないものを見るというところを強調した言い方であり、それを侘びとして伝えているようです。

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利休

「花をのみ待つらむ人に山里の雪間の草の春を見せばや」

この情景は、一面景色で、花も草も全く見えない

真っ白な雪の下には、草花が準備をはじめています。

その目に見えない草花の気配を心でかんじてほしいという意味だそうです。

こちらも、紹鷗とおなじく目に見えないものを見るというところを侘びとして伝えていますね。

 

このように、”侘び”という言葉をどのようにくみ取っているのかを

歌で表現して伝えていくところが、ユーモアがあって良いなと思いました。

 

侘び寂びの心を日常生活で活用しよう

茶道 侘び寂び

侘び寂びの意味を少しずつ理解できてきました。

目に見えないものを心で見たり感じたりできる心をもっていること、

それが侘び寂びの心として捕えてみると、私たちの日常の生活でも活用できそうです。

 

例えば、本屋さんに行ってジャンルの異なるほしい本が3冊あった時、

本当は全部買ってしまいたいと思います。

しかし、侘び寂びの心を思い出すと、本当に今自分が必要な本は3冊もあるでしょうか?

 

その中でも、今一番必要な1冊があるかもしれない、と考えることができます。

3冊を1冊に絞るという行為は、本来頭の中でぼんやりとしていた優先順位が明確になり、

”目に見えないもの”が見えたこととつながるのではないかと思います。

 

”星の王子さま”の物語では、大切なものは目に見えないといいます。

そう考えると、侘び寂びの心は、目に見えない大切なものを

心で感じとることができる美しい考え方なのだなと思いました。

侘び寂びの心を身に着けて、少し知的な毎日を送りたいと思います。

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