足袋は洋服でいえば,靴下。
それゆえに着物を着るときに
最も欠かせないアイテム。
それだけに、履いた足袋は
どうしていますか?
値段もそこそこする足袋なんで、
洗濯の仕方について悩みますよね。
そこで、洗濯の仕方や
長持ちする方法を調べてみました。
洗濯の仕方は、似た感じもありますが、
面白い洗濯の方法もあって、
お試しにいかがっと感じでした。
初心者でも着慣れている方でも
おすすめの方法です。
参考になればいいなぁと思います。
値段も高いしキレイに長く使いたい!足袋を長持ちさせる方法
一日はいた足袋。
裏を見れば、汚れがついていますよね。
家で洗濯してもなかなか綺麗にならないのが現状。
でも綺麗な足袋を履きたい。
そんな気持ちを持ちながら、
足袋を綺麗に洗い長持ちさせるコツ教えますね。
汚れたらすぐ落すが原則!足袋の洗い方
足袋の汚れって何だと思います?
それは。。。汗と泥汚れ!!
それでも主な汚れは泥汚れが原因ですね。
なかなか落ちにくい泥汚れを綺麗にするには、
手洗いが一番ですね。
【手洗いのコツ】
準備
・洗濯用固形石鹸・歯ブラシ(棕欄の足袋洗い刷毛)
・ピンチ・たらい&洗面器・洗濯板(あれば洗いやすい)
【洗い方】
- 桶にお湯を入れて足袋をつける
- 固形石鹸を親指、足袋の裏、踵につける
- 底地と縁、踵は刷毛などで洗います。(ここで、ちょっと力を入れる。)
- お湯を取り換えて表地をもみ洗い
【ポイント】
- 洗剤を残さないためにすすぎを何度もする事。
- 陰干しをする事(黄ばみ防止のポイント)
洗濯機の場合は?
- 底地をブラシで軽く手洗い
- ネットに入れて洗濯機に洗う
より白くする場合
ワイドハイターにつけると綺麗に落ちますよ。
それも粉末の方が液体に比べると
漂白力が強いので効果大です。
洗濯したら傷めず元の状態に!干し方としわの伸ばし方
洗ったら次は干すだけ。
だけど…ちょっとしたコツを押さえておくと
シワがよらない綺麗な足袋になりますよ。
【干し方】
洗った後は、なるべく生地をのばす事。
綿底の場合は、
伸ばさず干してしまうと足袋が
縮んで履きづらくなります。
それも親指が!!
- 足袋裏を横に伸ばす。そして指先と踵を持って縦に伸ばす
- 足首部分を伸ばし、指先渡航の縫い目をもって伸ばす
- 【こはぜ】の付いている箇所と【受け糸】箇所も伸ばす。
- 手を入れて形を整えて膨らんだ状態で洗濯ばさみで止めて干す。
普段ではく足袋ならアイロンは、
大きなシワさえ残さなければ
当てなくても大丈夫。
自分にあったサイズであれば、
洗濯の小ジワなら履く事で伸びるので
目立ちませんよ。
お手入れが格段にしやすくなる裏ワザとは?
手入れが簡単にできる足袋の洗い方を紹介。
それは、お風呂で足袋を洗うこと。
そのやり方はと言うと・・・
- 石鹸が足袋全体に回るように、両足でゴシゴシ。
- 棕欄の足袋洗い刷毛で両足や底とゴシゴシと洗います。
- コハゼをとってヘリを洗ってから脱ぎよく濯ぎます。
- パンパンとたたいて干して終わり
※足袋の形にフィットして刺激もあって
足ツボマッサージになって気持ちいいですよ。
簡単でしょ!
もう一つ、おすすめは。。。
足袋を履く前に、
足袋裏をスプレーのりを吹き付けること。
なぜなら、
洗濯する時に汚れが落ちやすくなるため
すぐに履くなら、スプレーのり吹き付けて、
アイロンかけをして置くといいですよ
一度お試しを・・・
同じ白足袋でも素材が色々!それぞれの注意点とは?
足袋にもいろんな種類があります。
白足袋や色足袋。
そして素材も【絹・木綿・化繊】と分かれています。
主に【木綿化化繊】が使われていますが、
馴染みが深いといえば【木綿】ですね。
【木綿】は、吸湿性がよく
草履との相性もばっちり。
生地も丈夫なので、
気軽に洗濯もできて何度でも履けます。
【化繊】は、年数によって
時間がたっても黄ばみが少ない素材。
そして、何よりも足の形にこだわりが無い
のがいいですね。
伸縮性に優れているので
ストレッチ足袋などもあります。
色の足袋やおしゃれな刺繍入りの足袋の洗濯のポイントは?
白足袋は汚れても普通に洗濯洗剤で
洗濯機で洗う事も手洗いでも可。
でも、
色足袋や刺しゅう入りの足袋は、
おしゃれ着用の洗剤を使って手洗いか
もしくはクリーニングに出すのもありです。
夏の暑さ対策や冬の防寒!季節によって足袋も使い分ける?
足袋にも季節感があります。
単衣仕立ての足袋:6月から9月までの単衣の時期ですが、
袷仕立ての足袋:【白木綿(さらし)】と【ネル(ネル裏)】
と分かれます。
【白木綿(さらし)】は、一年通して履けますが、
【ネル(ネル裏)】は、保湿性の高い素材なので
主に冬の寒い時に履いて使うといいですね。
コメント