憧れは日本建築の家!!瓦屋根のメリットとデメリットは?

「甍の波と雲の波~♪・・・高く泳ぐや、鯉のぼり♪」
童謡「鯉のぼり」を聴くと、瓦屋根が煌めく5月の美しい風景が
心に浮かんできます。
都市部では高層建築が増え、日本建築は数少なくなりましたが、
一度は趣ある瓦屋根の家屋に住んでみたいものです。
瓦屋根の家を建築し、維持するのはたいへんなことなのでしょうか?
メリットとデメリットをまとめました。

メリット1.丈夫で長持ち

瓦は、塗料で着色していない為、長い期間、美しい色を保つことができます。
薄い板状の屋根材、「スレート」は塗料で着色しているために、
10年毎に再塗装が必要です。
また、金属の屋根材は、錆が出る恐れがあるため、
定期的にメンテナンスしなければなりません。
瓦は、建築時のコストが高くとも、半永久的に使用できる為、
長い目でみれば、費用を抑えることができます。

 

メリット2.断熱性が高い

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瓦自体が、熱を伝えにくい性質を持っているため、
瓦屋根は外部の暑さや冷気を屋内に伝えにくいという効果があります。

瓦屋根は、屋根裏に空間を作るため、断熱効果が高くなります。
瓦屋根は、緩い勾配にしてしまうと瓦と瓦の間にすき間が生まれて、
雨が吹き込む恐れがあるため、4/10以上の勾配で屋根を作ります。
そのため、屋根と天井部分の間に空間が生まれるのです。

素材そのものの性質と、屋根裏の空間のおかげで、
瓦屋根は、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

 

メリット3 遮音性がある

雨の日、金属性の屋根に雨粒が当たると「ポト・ポト」という音が、
部屋中に響くことがあります。
瓦屋根は、遮音性が高いため、そのようなことはありません。

メリット4.家に重厚感・高級感が出る

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屋根は住宅の外観の大きなポイントになります。
瓦は、独特の落ち着いた風合は、重厚感を醸し出します。
日差しを受けて輝く瓦はとても華やかで、住宅に高級感を与えます。

また、瓦は、選択肢も豊富で、和瓦だけでなく、
赤やオレンジ色の洋風デザインの陶器瓦もあります。
また、鬼瓦、巴瓦には、様々な意匠があり
屋根にアクセントを付けることもできます。
さて、いい所があれば、悪いこともあるものですね。
続いて、瓦屋根のデメリットを整理してみました。

 

デメリット1.重い

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他の屋根素材と比較し、瓦は、圧倒的に重量があります。
その為、瓦屋根の家は重心が高くなり、地震で瓦が落ちたり、
最悪の場合は、家屋が倒壊する恐れがあります。

但し、しっかりとした構造工事を行えば倒壊するリスクは減少します。
また、釘やビスで瓦を固定する工法も発展しており、
瓦がずり落ちる事故も減少しています。

 

デメリット2.価格が高い

屋根は重い為、それを支える家屋の基礎工事、構造工事を
しっかりと行う必要があります。
その分、他素材の屋根の家屋と比較し、建築費が高くなる傾向が
見られるようです。

 

デメリット3.職人不足

瓦屋根の家の減少に伴い、瓦屋根の施工ができる職人さんの数も
少なくなってしまいました。
ハウスメーカや工務店では、職人の確保が難しい為に、
瓦を推奨せず、他の素材を提案するようです。

瓦屋根職人が少なくなると工期が延びて建築費が高くなる。
そしてまた、瓦屋根の施工件数が減ってしまうという
悪い循環になってしまっているようです。
とても残念なことですね。

 

守り伝えたい瓦屋根

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瓦や1400年以上も日本に伝わってきた、伝統的な建築材料です。
その長い歴史の中で、形や施工工法などに改良を加えてきました。
現在も、耐震性の強化などを目指して、様々な研究改良が行われています。

良き伝統の日本建築を後の世代に伝える為にも、
私たちも瓦屋根を大切に守り
そして、現代の生活にあった瓦屋根を新築時には
取り入れていきたいものですね。

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