歌舞伎を観に行ってみたいけど、
どこの席のチケットを買ったらいいの?
初心者の場合、座席ってどこがおすすめ?
そんな疑問にお答えして、
種類別に詳しくご説明しちゃいます!
歌舞伎の座席にはどんな種類がある?それぞれの見え方は?
劇場によっても違いがあるのですが、
今回は歌舞伎公演がよく行われている
歌舞伎座の座席についてお話したいと思います。
1等席
一般的には一番見やすいとされている座席です。
歌舞伎座では、1階席と2階席の正面側の大半と
舞台を2階の横から見下ろす形となる、
「2階桟敷」と呼ばれるところの前方が
1等席の値段でチケットを購入することができます。
2等席
1階後方と2階後方、
2階桟敷の後方が2等席の値段です。
1階後方は、花道側のお席を取れば
花道の登場を間近で見ることができ、
なかなか見ごたえがあると思います!
3階A席、B席
3階席は3階の前方と横が3階A席、
後方が3階B席という分かれ方をしています。
3階ですと、花道からの登場が全く見えません!
ようやく舞台に近づいてきたな〜という時に見える程度ですが、
それさえ気にしなければ非常に舞台全体は見やすいと思います。
1階桟敷席
1階の上手と下手両方の一番端に位置する
1階桟敷席。
これが歌舞伎座の中では最も高価な席となります。
ポットでお茶が常に用意されており、
事前に頼んでおけば、休憩時間にお食事や飲み物も
席まで運んでくれるという
なんとも至れり尽くせりなセレブ気分を味わえる
お席です。
一幕見席
また最後にご紹介するのが
一幕見席。
こちらは先にご紹介したチケットとは違い、
1つの演目だけを見るチケットです。
一般的に歌舞伎は昼の部と夜の部に分かれており、
それぞれ2〜4演目あります。
1等席などの席というのは
昼の部か夜の部の通して見る為のチケットです。
通して見るまで時間がないけど
ちょっと見てみたいな〜という時に
オススメなのがこの一幕見席です。
こちらは当日券のみの先着順で、
歌舞伎座にしかない席です!
歌舞伎座の4階部分に位置しており、
全体を見るには申し分ない席です。
詳しくは、公式サイト
にわかりやすく説明が載っているので
気になった方は見てみてくださいね!
席によって値段も全然ちがう?
歌舞伎ってチケット代高い!
というイメージがあるのですが、
これは席によります。
先ほどご紹介した等級によって料金は異なります。
公演や、出演する役者さんによって
料金は多少の前後はありますが
一般的な料金をご紹介します。
1等席 18,000円
2等席 14,000円
3階A席 6,000円
3階B席 4,000円
1階桟敷席 20,000円
やはり1等や桟敷は高いなあ〜
なんて思いますが、
歌舞伎って、1つのチケットで
2〜4演目も見れて、休憩も含めると
5時間くらいたっぷりと楽しめます。
そう考えると、普通の演劇や
ミュージカルなどよりもお得かも?
って思います。
なにしろ、歌舞伎座は休憩時間の
お食事やショッピングなども
本当に楽しいですからね!!
ちなみに一幕見席は
これよりもグッと安くて
演目によって800円〜2,000円くらいで
一つの演目が楽しめちゃいます!
映画よりも安く見れるかも?
失敗しない!席の選び方とは?
歌舞伎のチケットは、
劇場のチケット窓口や電話、ネットなど
様々なところで発売しています。
ネットでチケットを買うなら
座席を詳しく選ぶことのできる
チケットWEB松竹
がオススメ!
人気の席は早いもの勝ちなので、
チケットの一般発売日の当日にアクセス
することをオススメします。
前売りでどうしても取れなかった…
という場合でも諦めないでください!!
運が良ければ、
ギリギリまで関係者席として残しておいたもの
などが当日券として販売されることがあります。
前売りよりも良い席が当日券で手に入った!
なんてことも結構あるようですので、
ふらっと歌舞伎座に行ってみても
良いかもしれません。
初心者におすすめの席や一般的に人気の席は?
ご予算にもよりますが、
お金に余裕があるならば1等席を必ずおすすめします。
一般的に1階席の7列目〜9列目は
最も舞台が見やすい席とされています。
また、選べるのならば
7列目の7番あたりが一番のおすすめです!
ここは、花道のすぐ横側の席で、
だいたいの場合、この7列目あたりの位置で
役者さんは見得をします。
なので、間近で役者さんの息遣いを感じることができます。
舞台全体が見やすく、
更には役者さんを間近で見ることもできるので
まさに一石二鳥な良席と言えると思います!
また、予算はそんなにかけられないという方は
3階の一番前のお席か、3階東側(横)が良いでしょう。
安い中ではベストの見易さです。
西側だと花道が全くと言っていいほど見えないので
できれば中央か東側が良いと思います。
ただ3階A席は安価で見やすいので争奪戦は必至と言えるでしょう!
ご自分の予算や時間に合った席を選んで、
初めての歌舞伎を楽しんでくださいね!