友人の結婚式は、せっかくだから着物で
出席したいと思いますね。
でも、暑い夏の季節の結婚式は
着物選びにはちょっとした配慮が必要です。
夏の着物のポイントをまとめてみました。
夏にある友人の結婚式に着物で参加してもいい?
出典:http://belove-wakayama.jp/kimono-no-jikan/2015/08/07/139/
もちろん!
ぜひ、着物で参加しましょう。
ただし、着物は、季節によって
身に着けるものが異なるので、注意が必要です。
まず、夏と冬では生地が違います。
万一、成人式に着た振袖での出席を
考えていたとしたら、
それは夏用の着物ではないのでNGです。
夏の結婚式に、いくら素敵でも、
冬用のドレスでは出席しませんよね。
本人も暑くてつらいでしょうし、
周囲の人にも暑苦しく見えてしまいます。
それと同じことです。
7月~8月は絽・紗といった
透け感のある素材を身に着けます。
帯、襦袢、帯揚げ、帯締め、
全てに夏用のものがあります。
基本は、透けた感じがあるもの。
襦袢は、絽、あるいは麻素材のもの。
帯、半襟も帯揚げも、透け感のある
ものを着用します。
帯締めは、レース編みがお勧めです。
夏の結婚式にふさわしい着物の種類は?
出典:http://blog.temusubiya.com/?eid=16
結婚式は、フォーマルな場ですので、
できれば、絽の訪問着か無地に
透け感のある夏物の袋帯を
合わせるのがよいと思います。
夏の結婚式はガーデンウエディングや、
プールサイドでのカジュアルスタイルの
パーティもありますね。
そういった場合は、絽や紗の小紋も
よいですね!
ただし、浴衣はカジュアルすぎるので
避けた方が無難でしょう。
とにかく暑い!夏の着物着用時に注意したいポイントは?
いくら涼し気な素材を身に着けても
下着・襦袢・着物・帯と
重ねて身に着けるので、
実際は涼しくないのが着物・・。
どんなところに注意したらよいでしょう?
ポイントをまとめてみました。
着付けは冷房をガンガンきかして!
どこに出かけても冷房が効いている今の時代、
着物を着ていても、汗が止まらず
耐えられないということはありません。
ですから、間違いなく一番汗を掻くのは
着付けの時です!
朝、涼しいからと冷房をつけずにいたら
帯と格闘しているうちに
汗だくに・・ということに。
着付けの前に
いつもより低めの温度設定にして、
思いっきり部屋を冷やしておきましょう。
涼しさか?手入れの楽さか? 襦袢選びのポイント
夏用の襦袢選びも大切。
涼しさを求めるなら天然素材の麻。
汗をかいても、爽やかな気分を
維持できます。
ただし、麻は洗濯するとシワがよるので
手入れが大変です。
一方、ポリエルテル素材の襦袢は
洗濯が簡単。
ネットに入れれば、洗濯機で洗えるので、
汗をかいても気軽に洗濯できます。
ただし、吸水性、通気性がないので、
汗をかくと肌に貼り付いてしまい、
ちょっと不快な気分になります。
涼しさか?手入れか?
どちらを優先させるかで夏の襦袢を
決めましょう。
外出時の小物も注意
さて、夏の着物できめて
出かけようとしたら、外は炎天下。
でも、帽子やサングラスは
着物には合いません。
日傘を持ちましょう。
和風のデザインのものがよいですね。
できれば、バッグも、麻素材や籠のものが
涼しげに見えて良いでしょう。
汗対策も万全に
着物は、洋服よりもゆったりと着ているので、
外に汗が滲み出るようなことは意外とありません。
ただ、帯の下や脇あたりには
下着にはしっかり汗が染み込んでいます。
脇パッドを付けたり、
帯の下の補正に、吸水性の良い
ガーゼを使うなどの
心配りをした方が、快適に過ごせますよ。