着物の着付けの補正って難しそう~それに自分の体型がカバーできるのか不安…
着物の着付けで最初に悩むのが補正ですよね!
私自身も最初は難しそうなイメージが強くて、どこをどうしたらいいのかさっぱりわかりませんでした。。
また、やせ形の私は衿元が決まらなかったり、帯のお太鼓の裾が跳ねたりして…
やっぱりバストやお尻の補正は必要!と感じていたんです。
ところが意外に簡単でした!自分の体型の補正する所だけを知ればいいだけでした。
それに買わなければいけないと思っていた補正具も、割と簡単に自分で作れるんです。
またサラシはどうやって使うのか、サラシってどの部分を補正するのかもご紹介していきます。
今まで難しいと思っていた着付けの補正のイメージがグンと変わりますよ!
着物の補正にはどんな種類がある?補正着の着付けの仕方は?
洋服は身体のメリハリが協調されてもかまわないのですが、着物はそうではありません。
帯を巻くのにまきやすい体型にしておかなくてはならないし、体に合った補正はとても重要です。
まずは基本的な補正の種類を体型別に見ていきます。
バストが大きい人も!万能タイプな補正具のサラシ
割とどんな体型の人でもさらしは万能です。
ですがちょっとコツがいるのでまずは巻き方を動画でご紹介します。
最初にきつく締めすぎると、調整がきかないので、最初の調節が肝心です。
お尻が小さいやせ形さんにはガーゼとタオルで補正
やせ形でお尻がへこんだタイプの型は、帯を巻いたときにお太鼓のすそが跳ね上がってしまいがち。
腰回りが安定していると着物姿も美しく見えます。
そこで簡単な補正具の作り方をご紹介します。肌襦袢と裾除けをつけたら、腰回りに巻いて使用する補正具です。
●用意するもの タオル2本、タオルの長さのガーゼ、針と糸、
タオルを横長にして、半分に折ります。もう1枚のタオルでポケットをつくります。
横長に折ったタオルにガーゼを挟み膨らみをもたせ、そのタオルの中央にポケットを縫い付けます。
(ガーゼはタオルより長いものにしてください。タオルの長さで足りない分を挟みこんだガーゼの長さで補い巻いていきます)
お太鼓のすそがあたるヒップより上の部分のへこみを補正するために、巻いていきます。
ガーゼは汗を吸い取り、夏でも肌に優しいので何かと補正にはおすすめな素材です。
バストが大きい人には
サラシが補正としては向いていますが、締め付けたくない方にはまっすぐ身体を包み込むチューブタイプのキャミソールもおすすめです。
スポーツブラも割と胸を小さくしてくれるので、両方使うと良いでしょう。
補正にはどんな効果があるの?補正なしでも大丈夫な体型とは?
江戸時代の女性は着物で過ごしていたので、サラシ以外の細かな補正などあまりなかったと言えます。
毎日着こなしているので着物が身体の一部のようになっていたのでしょう。
ではなぜ補正するようになったのでしょうか?
洋服で生活するようになってからは、礼装としての着物の着付けが多くなり、着物姿が平面的に美しく見える方が好ましくなったからだと言えます。
中肉中背タイプで身体の線があまり協調されない体型は補正なしでも大丈夫だと言えるかもしれません。
ですが、全体的に着物の柄や色が美しく見える為にも、やはりそれなりの補正は必要になってきます。
竹久夢二の美人画に出てくるような女性は、むしろ身体の線を活かした着物の着付けにうっとりとしてしまいますが。。
手作りしよう!タオルで出来る補正パットの作り方
補正道具は身体の気になる部分ごとにあると便利です。
ですが着付け用の補正具を全部そろえるとなると意外にお高かったりすることも…
なのでタオルで簡単にできる手作り補正パッドの紹介をします。
用意するもの
●フェイスタオル(バスト補正用)
●バスタオル(ウエスト補正用)
フェイスタオルをV字型にして、ミシンか糸と針で縫い付けます。
気になる胸のへこみ部分に充てて補正できます。
バスタオルはウエストの幅にあわせて、縦長に三つ折りか二つ折りにして縫い付けます。
ウエストのへこみ部分を解消して帯を巻きやすくします。
無理せずに体形にあった補正を
やせた人が補正をしすぎると、着物姿がまるでお相撲さんのように膨らんでしまう事もあり得ます!
ちなみにこれは私が経験しました…
反対に太目の人が補正をしないのも着物がだらけて、老けた印象になりがちです。
体型を気にし過ぎても楽しく着物を着る意味がなくなってしまうので、
まずは自分が補正をして着物を着て疲れない程度に補正をしていけるようにしましょう!
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