着物や浴衣の着付けのやり方は覚えた!
だけど、家にある着物を着てみたら
ちょっと丈が短くておはしょりができないかも?
そんな経験はありませんか?
今日は多少短い着物でも簡単キレイに
着ることのできる裏技を
ご紹介させて戴きます!!
着物のおはしょり!綺麗に着こなすベストな長さは?
そもそも、着物のおはしょりって
どのくらいが一番綺麗な長さなのでしょう?
長すぎても短すぎてもダメなんです!
と、言われてもどのくらいなのか
ピンと来ない方が多いかと思いますので
詳しくご説明致しましょう!
長さの決まりはあるの?
これは人それぞれで違ってきます。
もう少し噛み砕いて言うと
その方自身の背丈や体型に応じて
そのベストな長さは決まっています。
一番わかりやすいのは
ご自分の人差し指の長さ。
この長さがバランスの良いおはしょりの
長さと言われています。
自分のおはしょりの長さに迷ったら
まずはご自分の人差し指の長さで
着てみましょう!
おはしょりが短いのは変?ないのは論外!?
実はおはしょりがなきゃ着物を着てはダメ
という決まりはありません。
ただしフォーマルな場では
「違和感」と感じられてしまうので
やめておいたほうが良いでしょう。
ちなみに、おはしょりなしで着付けることを
「対丈(ついたけ)」で着るといいます。
着物が短くて少ししかおはしょりが出ない!
という時はそのおはしょりを帯で隠して
対丈で着てみるという方法もあります。
特に、コートや羽織やショールなどが
必要な時期でしたらおはしょりが
なくてもバレないでしょう。
おはしょりなしでも、
細身でスラリとした体型の方であれば
意外とカッコよく着れちゃったりする
ものです。
ただ基本的にはおはしょり無しというのは
違和感を感じるものだということを
頭に入れておいて戴けると良いかと
思います。
着物の着丈が足りない場合はどう対処する?
あまりにも短すぎる場合はちょっと難しい
かもしれませんが、
着丈が少々短くて
少しおはしょりが足りないかも?
という時は着方によって対処できます!
一番ここで重要なのが、
1つ目の紐をしばる位置です。
普段ですとだいたいご自身のおへその辺り
で締めることが多いかと思いますが
短い場合は骨盤くらいの位置に下げます。
あまりに骨盤の真上すぎると
痛いと思うのでそこは加減してOKですが
なるべく下のほうに締める!と
覚えておいてください。
そして、2本目のひもはいつも通り
胸の下くらいで締めます。
するとあら不思議!!!
おはしょりが少し長めに出るように
なったかと思います。
これで少し短いくらいの着物なら
ちょちょいのちょい!と
着れてしまいますよ。
是非試してみてくださいね!!
どうしても古着などアンティークの
着物だったり
お母様やお祖母様などからの
お下がりだったりすると
自分のサイズに合ってない着物を
着ることになりますよね。
そんな時には、思い切って対丈で着たり
少しくらい小さいだけなら
着方でなんとかしてみてください!
着物ってサイズが多少合わなくても
なんとか着れちゃうのが
魅力的!
だから何世代にも渡って
受け継ぐことができるんですよね。
色々な着方を覚えて
たくさん素敵な着物を
着てみてくださいね!!!