歌舞伎を観劇に出かけたいけど、
敷居が高そうで・・・と
感じる方が多いかもしれませんね。
そもそも、江戸時代から、
歌舞伎は庶民の娯楽。
うるさいマナーがあるわけではありません。
ただ、少しだけ、覚えておくと良いマナーが
あるので、お伝えしましょう。
歌舞伎マスターが教える！歌舞伎鑑賞のマナーとは？
そもそも歌舞伎は楽しいもの。
肩肘をはって、緊張して
観劇するものではないんですよ。
リラックスして、お芝居を楽しみましょう！
ただし、気を付けるべき観劇マナーが
いくつかあります。
まず、幕が開いたら、音をたてないこと。
大きな声でのおしゃべりは論外。
お芝居の感想は終わってから話しましょうね。
「ゴホ。ゴホ。」という咳も、
思いの外、客席に響きます。
咳が出そうというときは、
咳止めの飴は必須。
私も、途中で突然、
咳が止まらなくなってしまい、
隣の人から白い目で
見られたことがあります・・。
こういう時は、
観劇を諦めることも考えましょう。
意外と気になるのが、
レジ袋の「カサカサ」という音。
バッグの中で何かを探し物をしているのか、
カサカサという音が
後ろから聴こえてきたりすると
結構、気になります。
服装にはどんな決まりがある？
役者さんの奥さんの着物
絵や柄がふさわしいか？
なんてことが話題になりましたね。
確かに役者さんの奥さんは、
控えめな色柄のお着物姿ですが、
観客が着物やフォーマルな洋服を
身に着けることを求められるかというと
そんなことはありません。
おしゃれなジーンズやカジュアルな
ファッションの方も多いですよ。
一方で、着物姿でバッチリ決めた方が
多いのも事実。
私も着付けやコーディネートの参考にと
客席の皆さんのお着物姿を楽しんでます。
一つだけ、
服装で気を付けるべきは帽子。
後ろの席の方の観劇の妨げになるので、
帽子は必ずとりましょうね。
また、頭頂部にお団子を結いあげた
ヘアスタイル。
後ろの席の人の視線に入りますので、
髪の毛は低い位置でまとめましょう。
初心者が気を付けたいチェックポイントは？
初心者の方が、陥りがちな失敗といえば・・
歌舞伎といえば、
「中村屋！！」「成田屋！！」
と掛け声をかけるものと、
張り切って声をかけてしまうこと。
この掛け声、大向こうと言いますが、
掛けるタイミングが実に難しいのです。
しかも、女性の掛け声は原則ＮＧ。
タイミングを外して声をかけると
舞台の雰囲気を壊してしまい、
客席から白い目で見られますよ。
場合によっては、役者さんも胸の内で
「チェ！」
と舌うちしているとか・・。
まずは、静かにおとなしく観劇しましょう。
一方で、歌舞伎は難しいし、
途中で寝ちゃいそう・・と
心配している方も
いるかもしれませんね。
どんどん寝てください！
とは言いませんが、
居眠りしてしまっても、
大丈夫ですよ。
正直なところ・・
結構、コクリコクリしている人
いらしゃいますから・・・。
ただし、いびきだけはかかないようにね。
知っていると素敵！ワンランク上の歌舞伎鑑賞マナーとは？
慣れてきたら、
幕間もしっかり楽しみたいもの。
歌舞伎座や新橋演舞場には、
食堂があり、幕間に食事ができます。
開幕前に予約をしておくと、
幕間には席と食事が用意されています。
30分の幕間でも、
ゆっくりと美味しい食事が楽しめます。
もっと気軽に食事を・・と思ったら
事前にお弁当を調達しておきましょう。
売店で幕内弁当や
サンドイッチなどがあります。
事前に準備しておけば、
幕間もゆったり過ごせますね。
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