野崎村の意味は? 歌舞伎のあらすじををわかりやすく解説

野崎村は、大阪にある村の名前。
大阪の庶民に「のざきの観音さん」と親しまれる
野崎観音で有名です

歌舞伎の「野崎村」は、『新版歌祭文』の第三幕なのですが、
現在は、この段しか上演されていません。

野崎村は、歌舞伎では数少ない
若い女性が主役となるストーリーで、
お光を演じる女形の可憐な演技が見どころです。

あらすじ

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大坂の質屋油屋の娘お染と丁稚の久松とは相思相愛の仲。
しかし主人の娘と奉公人の恋など認められるはずもなく、
お染には嫁入り話が起こり、
久松は身に覚えのない横領の罪を着せられ、
野崎村で百姓をしている実家へ戻されます。

久松の実家の娘のお光は、
父親の久作から、義兄で許嫁の久松が帰ってきたので、
今日にも婚礼を挙げると知らされて、
いそいそと婚礼の準備を始めます。

お光は久松に憧れていたので、
うれしさいっぱいでウキウキと料理を作り出しています。

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そこへ、髪を美しく結いあげ、艶やかな着物姿の女性が
訪ねてきます。

お光は一目見て、噂の久松の恋人と察した通り、
お染が大阪から久松を追いかけてきたのです。
久松もお染を見つけて驚き、
それに気づいた久作はお光を連れて奥に入りました。

お染は久松と一緒になれないのなら死ぬと訴えます。
じつはお染は久松の子を身ごもっているのです。
二人は心中しようと心に決めますが、
それを察した久作は諫めます。

久作は、お光と久松をいそぎいで結ばせようと考えて
お光を呼んだところ、
現れたお光は髪を切り尼姿になっていたのでした。

お光は、久松とお染の覚悟を知って、
自分が身を引く覚悟をきめたのです。
結婚式の準備から一転、悲しいお光の決断でした。

お染の母が娘と、疑いの晴れた久松を迎えにきます。
世間体があるので、
久松は駕籠で、
お染は母と一緒に舟で、
心中の決意を隠した二人ですが
別々に去っていきます。

お光は二人の幸せを願いながら
しっかりと見送るのですが、
二人の姿が見えなくなると
父にすがって泣き崩れるのでした。

 

みどころ

野崎村の一番の見どころは、
田舎娘のお光の可愛らしさ、いじらしさです。

前半の花嫁となる喜びを見せていますが、
後半は一転して、
せつない尼姿となるところが見どころです。

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また、この作品の上演時は、通常、
花道の反対側に平行して仮花道が作られ、
お染と久松はそれぞれの花道を
別々に引っ込みます。

両花道を使うことで、それを見送る
お染の悲しみを際立たせます。

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