歌舞伎は、時間も長いし、チケットも高いし・・・
と敬遠していませんか?
そういう方のために、歌舞伎座などでは、
幕見席
という、お得な席があるのです。
幕見席はどんな席なのでしょうか?
チケットの買い方など、詳しくご説明しましょう。
歌舞伎の一幕見席とは?わかりやすく解説!
歌舞伎の公演は、通常、昼・夜の二部制で
昼・夜毎にチケットが発売されています。
そして、昼の部も、夜の部も、
3~4つの話=幕で構成されています。
さて、一幕見席とは、自分の観たい幕だけを
鑑賞できるチケットです。
歌舞伎座の場合は4階に、
幕見専用の座席があります。
舞台から遠いので、
役者さんの顔が見たいと思う方は、
オペラグラスを持参した方がいいですね。
出入り口から、一般の座席とは異なり、
一般席とは、往来はできませんので、
注意してくださいね。
一般席エリアにある
売店や食堂にも往来できませんので、
飲み物や食べ物は事前に用意しておきましょう。
幕見席は入れ替え制です。
ただし、1幕目、2幕目と続けてみたいという方は、
2幕まで通しでチケットを買っておけば、
そのまま続けて観劇することができます。
初心者や外国人にも!一幕見席はどんな人におすすめ?
価格も安く、時間も短い幕見席。
歌舞伎がどんなものか、一度観てみたい
歌舞伎座の雰囲気を味わいたいという方に
おすすめですよ。
旅行でいらした外国人の方にとっても、
当日チケットが買えるので
気軽に来られるようですね。
外国の方の来場は、最近、特に増えてきています。
劇のあらすじや背景などを説明してくれる
イヤホンガイドは、幕見席でも借りられます。
英語のガイドもあるので、外国人の方も
問題なし。
もちろん、初心者だけでなく、リピーターで、
何度も公演を観に行きたいという方も、
大勢いらしてますよ!
チケットはどうやって入手できる?
歌舞伎座の場合、幕見のチケット売り場は、
1階正面玄関の左側です。
まず、チケット売場で、自分の観たい幕のチケットを
購入します。
前売り券はありません。
当日券のみ。
また、一人一枚しか購入できません。
その場に並んでいない友達の分も
一緒に購入とはいかないので、
ご注意を!
幕見のチケットは、上演される順番に、
開演の1時間程度前から発売されます。
「チケットWEB松竹」のサイトで発売情報がわかりますので、
事前に確認しておきましょう。
チケットには、番号が記載されています。
各幕の開演約20分前から
番号順に客席に入場します。
値段はどれくらい? 値段
幕見席のチケット代は1000円~1500円程度。
歌舞伎座の本席のチケットで
一番安い席で4000円なのですが、
幕見席で、全幕通しでみた場合に同額になるように
それぞれの幕に値段が割り振られています。
並ぶのは当たり前!?相当混雑するって本当?
並ぶのは当たり前というわけではありませんが、
毎回、行列ができているのは事実です。
全て自由席ですので、早めに並んだ方が
確実にチケットが入手できるのは間違いありません。
幕見の座席は、90席あります。
他に、立ち見が60名分。
座って観劇と思ったら、チケット発売時刻の前に
並んでおいた方がよいでしょう。
人気の演目だと、売り切れてしまうこともあります。
特に、本席も売り切れの場合は、混雑は必至。
以前、昼の部も三幕目、14時開演の幕見に
10時30分に並んだのに
既に売り切れ・・・ということもありました。
Twitterなどに、幕見に出かけた人の
コメントなどが出ていることがあるので、
事前に、混雑状況は情報収集した方が良いでしょうね。
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