披露宴に招待されて、
よし!着物で出かけよう!
小さな花柄が全身に染められている
小紋の着物なら華やかに見えるかも・・
と張り切っているあなた。
着物を一括りに考えてはいけません。
TPOに応じて、着物の格を
選ぶ必要があるんです。
「小紋は、結婚式に相応しい格ですか?」
と尋ねられたら、不安になりませんか?
披露宴に着ていく着物は何がよいか、
一緒に考えてみましょう。
着物での披露宴にお呼ばれ!小紋を着ると恥をかく!?
出典:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/003/661/99/N000/000/002/134303422774413203514.jpg
着物には、その作りによって格があります。
洋服が、フォーマルウェア、
カジュアルウェアと
分類するのと同じことです。
披露宴にお呼ばれされた時、
洋服なら何を着て出席しますか?
ドレッシーなワンピースや
華やかなスーツの方が多いですよね。
スーツでもビジネス用ではなく、
フォーマル用と言われる
デザインが華やかなものを着ませんか?
着物も同じです。
披露宴のようなフォーマルな場には、
格が高い着物を着て出かけるのが、
基本ルールです。
小紋は、どちらかというと、
カジュアルな着物の位置づけです。
披露宴には、あまりふさわしくない着物
ということになりますね。
小紋の着物の格とは?色や柄によってはOK?
出典:http://hanako7799.blog17.fc2.com/blog-entry-367.html
格が高い着物とは
どういうものなのでしょうか?
訪問着や無地が格が高く、
それに続くのが、付け下げです。
小紋の格はその下になります。
小紋は、全体的に絵柄が染められた生地を
着物に仕立てたものです。
同じ小紋でも、柄によって、
格の上・下があります。
洋服で例えれば、
無地でオーソドックスなデザインのポロシャツは、
オフィスカジュアルとして認められるけど、
迷彩柄のポロシャツは
オフィスにはふさわしくない
といった感じでしょうか。
とても小さな柄が全面に施された江戸小紋は、
無地に近い扱いになります。
小紋の中では格が上の位置付けで、
披露宴に着て出かけても、
許されると思います。
また、おめでたい物をデザイン化した
吉祥柄が小さく施された小紋も
相対的に格が高い位置づけです。
色もあまり派手ではない、
淡いピンク・クリーム色などは
カジュアルスタイルの披露宴に合うでしょう。
一方、大きい柄がたくさん描かれているもの、
鮮やかで目が覚めるような色の小紋は
フォーマルな場には、ふさわしくありません。
着物で披露宴にお呼ばれする時のマナーとは?
出典:http://www.s-hoshino.com/f_photo/bridal/br_045.html
最近の披露宴のスタイルは様々。
披露宴にお呼ばれしたら、
どんなスタイルのパーティなのか、
事前に確認しておく方がよいでしょう。
「平服でおこしください」と
案内状に記載されているのに、
張り切って、派手な振袖を着ていて、
宴の雰囲気を壊してしまうこともありえます。
着物でも、洋服でも、
披露宴で着るものを選ぶ際に心がけることは、
花嫁が主役ということ。
花嫁より目立つ格好は
避けなければなりません。
そして、着物選びも、
トータルコーディネートで考えること。
派手すぎない着物を選ぶだけでなく、
ヘアスタイルでも、大きな髪飾りをつけて
目立つようなことは避けましょう。
まとめ
- 小紋の格は、はカジュアルな着物
という位置付けです。
フォーマルな披露宴には、
着ていかない方が無難でしょう。
- 小紋でも、江戸小紋と呼ばれる細かい柄のものは
格が上の位置づけです。
披露宴にも出席できます。
- 披露宴の主役は花嫁ということは忘れずに。
どんな着物を選ぶにしても、
派手で目立ちすぎるものは避けましょう。
披露宴に着ていく着物
ふさわしいものは見つかりそうでしょうか?