能の公演を東京で観たい!公演会場や時間、料金は?

能の舞台となる場所は

京都を中心とした関西圏が多いため、

能の公演も京都が多いイメージですが、

首都・東京でも年間かなりの本数が

催されています。

 

今回は

東京で能の舞台を

見に行きたいけれど、

どうやって情報を見つけたらよいか

わからないでいる方を中心に、

能の初心者の方向けに、

公演会場やおおまかな時間、

一般的な料金などを、

ご紹介いたします。

 

どうぞご参考になさって、

初めての能を

楽しんでくださいね。


能の公演はどんなところで開催されているの?

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出展:http://narano.exblog.jp/

能の公演は

能楽堂と呼ばれる、

主に能と狂言を催す目的で造られた

能舞台を有する会館で行われるのが

一般的です。

 

他には一般のホール、

野外で行われる薪能があります。

 

能舞台は

三間四方(約6m四方)の本舞台と、

後方から左側に延びる渡り廊下のような

橋掛りとよばれる空間から

成り立っています。

 

橋掛りは、演者の出入りだけでなく、

本舞台とは次元を異にする空間としても

大変重要な場所と言える

能舞台特有の演技空間です。

 

また、

橋掛りに沿って飾られた三本の松は、

舞台から順に小さくなっており、

視覚的な遠近感を演出しています。

 

座席については、

本舞台を正面に見る正面席が人気ですが、

演目によって、

見どころが橋掛りにある演目や、

薪能で橋掛りに舞が見られる場合など、

橋掛りの真正面にあたる脇正面

選ぶのも良いでしょう。

 

中正面は値段も安く、

橋掛りの演技はよく見えますが、

大きな目付柱が邪魔になり、

本舞台の演技がやや見えづらい場所となります。

 

一度は行ってみたい!観世能楽堂はどんなところ?

1900年新宿に建立、

1972年に渋谷に移築された観世能楽堂は、

南北朝時代に奈良で活動していた

猿楽芸能の一座・結崎座が基となる

シテ方流派観世流の拠点とされています。

 

舞台は当時入手困難だった

無垢の木曽ヒノキで作られており、

43年間親しまれてきたものの、

老朽化が進み、

また住宅地のため

建て替えも難しいことから

2015年3月末に閉場されました。

 

2017年初旬には、

観世流のホームグラウンドでもある銀座に

再開場が決まっています。

観世会館移築のお知らせ

 

桧舞台も

そのまま移築されるとのことで、

今から楽しみですね。

 



能の公演はいつ観られる?時期や季節は関係あるの?

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定例会、自主公演、定期公演など

呼び名は様々ですが、

各能楽堂で定期能もあるなど、

能の公演は基本的に一年中行われています。

 

とはいえ能楽といえば日本の伝統芸能。

季節感を重んじる日本人がそれを

ないがしろにするわけがありません。

 

よって能の公演にも季節感があります。

 

初公演はおめでたい演目でもある

「翁」を初演演目とするのが恒例です。

 

他、季節ごとにまとめてみました。

 

春(1~3月)

嵐山、絵馬、巴、田村、東北、羽衣、熊野、桜川など

 

 

夏(4~6月)

賀茂、頼政、杜若、木曽、半蔀、雲雀山、鵺など

 

 

秋(7~9月)

道明寺、敦盛、井筒、姥捨、野宮、松風、班女など

 

 

冬(10~12月)

大社、和布刈、雪、葛城、龍田、谷行など

 

 

能の公演の時間は?休憩などはあるの?

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出展:http://kagu-diy.com/

 

能は演目ごとに大きく公演時間が違います。

上演時間ごとにまとめてみたので、

ご参考になさってください。

 

30~50分

生田、花月、菊慈童、小鍛冶、

土蜘蛛、橋弁慶、吉野静など

 

60~80分

弱法師、松風、紅葉狩、巻絹、葵上、

二人静、羽衣、高砂、鞍馬天狗、船弁慶など

 

90分以上

安宅、熊野、夕顔、三輪、松風、絵馬、

芭蕉、野宮、融、道成寺、砧、井筒など

*後半部分のみの半能という形で

演じられることも多い。

 

またタイムスケジュールも

歌舞伎と違い一定ではなく、

演目数によって様々です。

 

従来、

能は神・男・女・狂・鬼の、

五番仕立てとされていましたが、

丸一日かかるため、

現在は催されることは

ほとんどなくなりました。

 

最近は一番長い公演で

能・狂言・休憩20・能・狂言・(仕舞)・能

(4時間強)

とされていますが、

この形も少なくなっています。

 

主流となっているのは薪能でよくみられる、

能・休憩10(火入)・能・休憩10・狂言・能

(約3~4時間)

や、

定期能などでは、

能・休憩15~20・能

(2~3時間)

また、

能楽師の解説と能1演目など、

必ずしも一定ではありません。

 

また、歌舞伎のように、

幕間で食事をとることは、

基本的に会場内ではできません。

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能の公演は高価なもの?料金はだいたいどれくらい?

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能の公演の料金は、

演者や演目数、場所、座席により様々です。

 

能3狂言1を基本として、

東京の能楽堂公演で料金を調べたところ、

正面席5000~12000円、

脇正面4000~9000円

となっていました。

 

ただし、最近は能1狂言1など、

短い公演も多いため、

もっと安価に楽しむことも可能です。

 

能の公演は高価な場合もありますが、

大学などのサークルや、

神社などで地域の祭りの一環として

行われている能などであれば

無料で楽しむことができます。

 

ただし、

演者の技量によって大きく違うのが能。

 

できることなら

それなりの料金を払ってでも、

一流の能楽堂で、

一流の面・装束を着けた、

一流の能楽師の能を

楽しんでいただきたいと切に願います。

 

まとめ

能を見に行こう!となった場合、

私はまず演目を確かめてから、

チケットを取るようにしています。

 

基本的に足を運ぶ回数が多いため、

オペラグラス持参で中正面の正面よりで

お得に楽しみますが、

薪能や面が好きな演目の場合は脇正面、

狂言のみの場合は正面で

楽しむことが多いです。

 

歌舞伎や舞踊はほぼ同じ場所から

観覧しますが、

能だけは観覧席にかなり悩みますね。

 


      

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