着物を着用する際に、下着はどんなものをつけていますか?
もちろん、何をつけてもいいともいえますが、
襟や足から、チラリと見えることも・・。
また、汗を吸い取るためにも、着物用の肌着、裾除けを
必ずつけた方がいいですよね。
着物の肌着を徹底比較!それぞれのメリットとデメリットは?
ショッピングサイトなどで、「着物の肌着」で検索すると、
裾除け+肌襦袢
ワンピース
が表示されます。
この二つ、どんな違いがあるのでしょうか?
昔からの定番!裾よけ+肌襦袢セット
昔からの定番は、
上半身につける肌襦袢と
下半身につける裾除けのセットです。
お値段は比較的手ごろ1枚1000円程度から販売しています。
後で説明しますが、下着からしっかり着付けないと、
上着にシワがよったり、緩んできて下からチラリ・・
なんてことが起きてしまいます。
現代着物の新定番!ワンピースタイプ ワンピース
ワンピースタイプのメリットは、なんといっても、
紐を結んだりする手間がないことですね。
襟ぐりが深くとられたスリップのようなものなので、
襟から肌着が見えるということもありません。
肌襦袢+裾除けよりはお値段は高く
3000円程度~になります。
着物の肌着の着方!着付けの手順は?
肌着+裾除けタイプの場合は、以下の手順で身につけましょう。
いい加減に着用すると、後で、下着がチラリと見えてしまう・・
ということにもなりかねません。
裾除けは、着物と同じ打ち合わせにし、
長襦袢より2、3センチ短くなるように着用しましょう。
紐は、緩まないように、しっかり結びましょう。
肌襦袢は、 着物に合わせて、首の後ろ側、衣紋をぬきます。
前は長襦袢から出ないよう浅めに打ち合わせましょう。
意外と、後ろと前の開け方が難しいのです。
首筋にあわせてしっかり着つけてしまうと、
着物を着たときに、 襟の後ろや前の打ち合わせから
肌着がのぞいてしまいます。
肌着の下には何を着る? 肌着の下
肌着の下には、和装用のブラジャーを
付けることがお勧めです。
今の洋装用のブラジャーは寄せて、上げてが主流。
着物の際には、バストが目立ってしまい、
また、着物に無駄な皺が寄ることもあります。
和装用のブラジャーは、
胸をつぶして平たくするので、
着物がきれいに見えますよ。
季節やシーンでの肌着の違いは?
季節に応じて、素材を変えた肌着が出ています。
夏は涼しく、冬は暖かくすごしたいですものね。
季節は関係ある?夏用と冬用の肌着とは
夏は、通気性のよい素材、
冬は、保温性の高い素材
がありますので、着物をよく着る方は揃えておくと便利ですね。
冬には、肌着の下に、保温性の高い下着をつけてもよいです。
私は、ヒートテックの黒のスパッツを
裾よけの下によくつけるのですが、
階段を上がる時などに、ひらりと裾がまくれて
黒い足が見えてしまい
「忍者みたい」
と笑われたことがあります。
あまり、オススメはできません。
足袋が上から履ける白や肌色の和装用ストッキングなどが
ありますので、 活用しましょう。
成人式や卒業式の袴ではどんな肌着を使う?
袴の下は着物を短かく着付けます。
ワンピースだと、裾丈を調整できないので不便です。
肌着と裾よけの方がよいでしょう。
裾よけであれば、ウェストにまわる部分を織り込んで
縛ってしまえば、丈の調整も簡単にできます。
成人式や卒業式は寒い時期ですから、
防寒のために、肌着の下に短めのスパッツのようなものを
身につけておいてもいいですね。
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